先月、私の誕生日がありました。
FacebookやLINEといった、数年前では考えられないツールで沢山の祝福の言葉を頂いて、とっても嬉しかったです。
先月、このblogで、体調を崩している、と書いてしまいました。
私が直面していたのは人間関係のトラブルでした。
幸せな誕生日、、、のはずが、トラブルの相手からお祝いが届いて、心神喪失直前まで落ち込みました。
そんな中、近所の友人が乱雑なメモと一緒に届けてくれたのが、この本。
私の大好きな村上龍さんの長編小説です。
内容は、重い、正直ものすごく重くて、どうして苦しい時にこの本??と思ったのですが、読み終わって感じました。
この本は、喜怒哀楽の全てを放出する力を持っています。
私みたいに、対人関係で悩んだりすると、多かれ少なかれ、相手を想うという名目で、自分の感情を隠してしまいます。
傷付けない言葉を選んだり、「キレて」しまいたいのを抑えたり・・・。
実はそれは相手の為というより、同じ社会に属してる以上、「保身」のためでもあるんですが、そこに気付く余裕はありませんでした。
友人は、そうやって感情を殺そうとする私に気付いてくれたんですね。
感情を放出する事は、時には怖い事ですが、目の前で起きている現実でなく、こういった外からの力によって自分の感情を動かされるのは、ものすごい浄化作用がある思います。
せっかく元気になったんだから、本を貸してくれた彼女の様に、静かに他者に寄り添える様な人間になりたい、と強く思いました。

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